最大震度6弱観測・震度1以上1000回超で地震調査委員会が臨時会合 トカラ列島近海の群発地震活動を評価へ

きのう、鹿児島県十島村で最大震度6弱の揺れを観測するなど、トカラ列島近海で続いている活発な地震活動について、政府の地震調査委員会はきょう午後、臨時の会合を開き、今後の見通しなどについて評価を行っています。
トカラ列島近海ではきのう、十島村の悪石島で最大震度6弱の非常に強い揺れを観測するなど活発な地震活動が続いています。
体に揺れを感じる震度1以上の地震の回数は、地震活動が始まった先月21日の午前8時からきょう午前11時までに1180回を数え、おととし9月の1か月間に観測された346回の3倍を既に上回っています。
トカラ列島近海では、過去に繰り返し群発地震が発生していますが、今回の活動は地震の回数が突出して多く、初めて震度6弱を観測したことなどから、きょう、政府の地震調査委員会は臨時の会合を開きました。
会合には、委員となっている地震の研究者らが参加し、気象庁や国土地理院などの最新の観測データをもとに、現在の地震活動の状況や原因、今後の見通しなどについて評価を行っています。
評価の結果について、地震調査委員会は今夜、発表する予定です。