福島・川俣 「三匹獅子舞」神社に奉納

福島県川俣町山木屋地区の八坂神社で6日、町無形文化財の「三匹獅子舞」が奉納された。東京電力福島第1原発事故による避難指示でいったん途絶えていたが、避難指示解除後の2017年10月に7年ぶりに復活した。
五穀豊穣(ほうじょう)や悪霊払いを祈願する三匹獅子舞は江戸中期に始まったとされる。毎年10月第1日曜日に行われる八坂神社の秋季例大祭で、上(かみ)組と下(しも)組に分かれた住民が交代で奉納してきた。今年は避難指示解除後に復活して3年目だが、関係者によると地域の住民は3割程度しか戻らず、後継者不足が今後の大きな課題になっている。
この日は上組の3匹の獅子と先導役の「筅(ささら)」が太鼓や笛の音に合わせて10曲の華麗な舞を披露。獅子を務めた山木屋地区出身で福島市在住の会社員、広野智也さん(27)は「今年はSNSなどを使った情報発信にも力を入れたので、復活した3年前より多くの人が見物してくれたと思う」と話していた。【磯貝映奈】