「女性が死亡している。夫の姿は見えない。窓の外から見ています」住宅で高齢男女の遺体 室内にエアコンはなし 熱中症の可能性も 大阪・吹田市

11日、大阪・吹田市の住宅で高齢の男女の遺体が見つかりました。住宅にはエアコンが設置されていなかったということで、警察は熱中症で死亡した可能性もあるとみて、身元の確認と死亡の原因を調べています。
11日午前10時半ごろ、大阪府吹田市日の出町の住宅で、ベッドの上で倒れている女性と、玄関付近で倒れている男性を通報を受けて駆けつけた消防や警察が発見し、それぞれ死亡が確認されました。
警察によりますと、この家には80代の男性と90代の内縁の妻が2人で暮らしていたとみられ、妻はほとんど寝たきりだったということです。
11日は、妻が週に1度通っていたデイケア施設の利用日でしたが、二人と連絡がとれなかったことから、ケアマネージャーが自宅を訪れて遺体を見つけました。
室内に荒らされたような形跡はなく、住宅にはエアコンが設置されていなかったということで、警察は二人が熱中症で死亡した可能性もあるとみて、調べています。