和歌山県白浜町で、客とダイビング中に大阪市のインストラクターの男性(39)が、海底で沈んでいるのがみつかり、その後死亡が確認されました。男性は何らかの理由で溺れた可能性があるとみて、田辺海上保安部は当時の状況を調べています。
13日午前11時15分ごろ、白浜町の沖合でダイビング店のスタッフから「ダイビング中に1人が心肺停止となっています」と118番通報がありました。
田辺海上保安部によりますと、白浜町にあるダイビング店が所有するボートで大阪市城東区に住むインストラクターの森内勇樹さん(39)が客2人と13日午前10時ごろからダイビングを行い、午前11時ごろ、水深5mの地点で減圧のため安全停止を行った後、森内さんが船へ上がって来なかったということです。
不審に思った他のスタッフが、海中を捜索したところ、水深約30mの海底で森内さんが倒れているのが発見されました。
森内さんは心肺停止の状態で病院へ搬送されましたが、その後死亡が確認されました。
当時一緒にいた客は先に船へ上がり無事でした。
森内さんには目だった外傷がないことから、何らかの理由で海中で溺れた可能性があるとみて、田辺海上保安部は司法解剖を行うなどして、亡くなった原因について調べる方針です。