日本航空ジャンボ機墜落事故から8月12日で40年となるのを前に、遺族らでつくる「8・12連絡会」は15日、亡き家族への手紙をまとめた文集「茜雲(あかねぐも) そのあとに」を10年ぶりに発行した。第31集となる今回は三十数人が思いをつづり、このうち7人が初めて寄稿した。
「そのあとに」と新たに加えた題名について、連絡会事務局長の美谷島邦子さん(78)は「40年間支えてくださったたくさんの人への感謝の気持ちを込め、それをエネルギーにしてこの先も事故を語り継ぎたいという思いも表現した」と話した。
連絡会の歩みを抜粋した巻末の年表は、1985年12月の会発足から10ページにわたる。慰霊登山を支援するため日航が続けている登山道整備・修復の様子も紹介した。
A4判72ページ、初版700部。美谷島さんの主宰する一般社団法人「いのちを織る会」ウェブサイト(https://inochiwoorukai.jimdofree.com/)の問い合わせページから、1冊1800円(送料込み)で購入できる。