激しいせきを引き起こす百日せきについて、国立健康危機管理研究機構(JIHS)は15日、今年に入ってからの累計患者数が4万3728人(速報値)になったと発表した。年間で最多だった2019年の1万6845人を大きく上回っている。6月30日~7月6日の1週間に報告された患者数は3578人で、前週の3353人を225人上回り、1週間あたりの患者数も3週連続で過去最多を更新した。
百日せきは、主にせきやくしゃみなどの飛沫(ひまつ)に含まれる細菌から感染する。6か月未満の乳児は、呼吸困難などを起こして死亡する恐れもある。