石破首相「全国で厳しい、苦しい戦い」吐露 公示後2度目の神奈川入り、横浜市内で演説

石破茂首相(自民党総裁)は18日、横浜市緑区のJR中山駅前で、参院選神奈川選挙区に立候補している党公認候補の応援演説に立った。参院選公示後、首相の県内入りは2度目。
首相は、野党が掲げる消費税減税による財政への悪影響を指摘。国債市場で長期金利が上昇し、リーマン・ショック直後以来、約17年ぶりの高水準を付けたことに触れ、「消費税を下げてこの国の財政はどうなるのか。(その不安から)金利が上がる。住宅ローンの返済負担は増し、中小企業の資金繰りも難しくなる」などと訴え、「今さえよければいい政治ではなく、次代に責任を持つのが自民党だ」と力説した。
「全国で厳しい、苦しい戦いをしている」と吐露。「何としてもこの選挙を勝ち抜き、憎しみや分断でなく、みんなが手を携えてともに歩む時代をつくる」と支持を呼びかけた。