ホテルに宿泊した76歳男「銀行に行ってきます」と言い残し行方くらます “宿泊代金踏み倒し”逮捕 札幌市

札幌・中央警察署は2025年7月25日、詐欺の疑いで住所不定・無職の男(76)を逮捕しました。
男は2024年3月24日から26日までの間、札幌市中央区北1条西7丁目にあるホテルで、宿泊代金を支払う意思も能力もないにもかかわらず、宿泊代金約7万6000円相当の宿泊などをした疑いがもたれています。
警察によりますと、事前精算のホテルで男はチェックインの前に「手持ちがないが、印鑑と通帳を持っているので、明日支払いする」と電話し宿泊。
翌日には「(ほかの人物に)振り込みしてもらったけど確認が取れない。26日に確実に支払う」などと説明していましたが、26日に「銀行に行ってきます」と言いホテルを出たあと、戻らなかったということです。
その後、ホテルは男へ複数回電話をしていて、そのたびに男は応答していましたが支払いを先延ばしにしていたため、ホテル側が2024年4月3日に「無銭宿泊のことで相談したい」と110番通報しました。
警察は、防犯カメラの映像や宿泊名簿の名前と電話番号から男を追跡。
2025年7月4日に31泊32日分の宿泊代金を支払わず行方をくらましたとして、詐欺の疑いで美唄警察署が男を逮捕し、今回の再逮捕に至ったということです。
男は調べに対し「泊ったことは事実だが、お金を支払うつもりはあったし、お金もあった」と容疑を否認しています。
男は札幌市内の別のホテルでも、代金を支払わず宿泊していることが分かっていて、警察は余罪があるとみて捜査を続けています。