つば吐いた児童に職員げんこつ4回の虐待 鹿児島市が放課後デイを行政処分

放課後等デイサービスで職員が児童の頭をたたいたとして、鹿児島市は、施設の新規利用者の受け入れを停止する行政処分をしました。
きのう7月31日付で行政処分を受けたのは、鹿児島市で「放課後等デイサービスこう」を運営する指定障害児通所支援事業者セラスです。
市によりますと、事業所では去年6月から今年3月までの間に、つばを吐きかけるなどした児童の頭を職員があわせて4回げんこつでたたいたということです。
今年3月に市に通報があり、聞き取り調査をしたところ事業所が虐待を認めたということです。
これを受け市は、新規利用者の受け入れを3か月間停止にする行政処分をしました。
市の聞き取りに対し虐待した職員は「厳しく指導するつもりだったが、不適切だった」などと話し、事業所を運営するセラスは「二度と同じことがないよう気を付けたい」と話しているということです。