先月の参院選で、鹿児島選挙区で公認候補が落選したことを受けて、自民党県連の森山裕会長は、会長の職を辞任する考えを示しました。
きょう4日、東京の自民党本部で開かれた県連の常任顧問会議で、県連の森山裕会長と野村哲郎選挙対策委員長が辞任する考えを示しました。
会議は冒頭以外、非公開で行われ、出席者によりますと、その場で異論は出なかったということです。
先月20日の参院選では、党公認で元職の園田修光さんが、無所属・新人で立憲民主党が推薦した尾辻朋実さんに敗れ、2001年に1人区になって以来、初めて議席を失いました。
出席者によりますと、会議では野村選挙対策委員長が、今年1月に入党した三反園訓衆議院議員を新たな県連会長に、宮路拓馬衆議院議員を新たな選挙対策委員長にあてる人事案を示しました。
Q.党の国会議員としての経験が短い会長になるが、今後、反発などが考えられないか?
(自民党県連 藤崎剛幹事長)「きょうの提案は、さきほど初めて聞いたばかりですので、この内容を、(今後の会議で)報告したら、それぞれの考え方が出てくるのではと思う」
この案は今後、県内の役員や支部長などの会議で、協議される見通しです。