高知のプール小4死亡事故、校長ら4人を在宅起訴…前教育長ら3人は不起訴

昨年7月に高知市立長浜小4年の松本凰汰(こうた)君(当時9歳)が水泳の授業中に溺れて死亡した事故で、高知地検は6日、校長や教諭ら4人を業務上過失致死罪で高知地裁に在宅起訴した。4人と同時に書類送検されていた前市教育長と市教育委員会幹部2人(うち1人退職)は嫌疑不十分として不起訴にした。
在宅起訴されたのは、いずれも高知市の校長の男(55)、教頭の女(53)、教諭の女(57)、元教諭の女(27)の4容疑者。
起訴状では、4容疑者は昨年7月5日に同市立南海中のプールで実施した水泳授業で、事故が発生する危険性を容易に予見でき、共同で事故を防止すべき業務上の注意義務があるのに、監視や人数確認などの措置を怠ったなどとしている。