強い台風11号(ポードル) 週中頃、沖縄・先島諸島付近に最接近の可能性

8月10日(日)15時現在、強い勢力の台風11号(ポードル)は日本の南を西進しています。
週中頃に沖縄・先島諸島に最接近する可能性があります。進路や発達の程度によって影響が変わるため、今後の台風情報に注意してください。
▼台風11号 8月10日(日)15時
中心位置 日本の南
大きさ階級 //
強さ階級 強い
移動 西 20 km/h
中心気圧 980 hPa
最大風速 35 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 50 m/s
強い勢力を維持して西進 先島諸島に接近の可能性
暴風域を伴う台風11号はこの先も勢力を維持したままの予想です。進路の予想を見ると、三連休明けの12日(火)頃に沖縄本島の南を西進し、13日(水)頃に先島諸島の付近を通過する可能性が高くなっています。
発達の程度や進路次第では、沖縄では先島諸島を中心に荒れた天気となる可能性があります。特に、お盆休み等で向かう予定がある方は、空路への影響等に注意してください。
台風の暴風域に入る確率
120時間以内に台風の暴風域に入る確率が0.5%以上である府県予報区は以下の通りです。(気象庁)
宮古島地方 29 %
八重山地方
石垣島地方 57 %
与那国島地方 47 %
8月は台風の発生が最も多い時期
平年の台風発生数
台風の発生は3日(日)に発生した台風10号以来で、今月2つめです。7月は7個の台風が発生して平年と比べても多くなりましたが、8月も7月と同じくらいのペースで台風が発生しています。
台風発生数の平年値を見ると、8月の台風発生数の平年値は5.7個で、一年の中でも最も台風の発生が多くなる時期です。
秋にかけての本格的な台風シーズンとなりますので、台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風11号の「ポードル(Podul/)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で、やなぎの木のことを指す朝鮮語です。