「開場遅れ知らなかった」 14日の万博開場1時間繰り下げ、来場者たちに戸惑い

大阪・関西万博の会場に直結する大阪メトロ中央線が13日夜に発生した電気系統の不具合で運転を見合わせ、万博会場に多くの人が取り残されたことを受け、14日の万博会場の開場時間は1時間遅れの午前10時に変更された。開場時間の変更を知らずに訪れた人たちからは戸惑いの声が漏れた。
万博会場への来場者輸送の要となる大阪メトロ夢洲駅(大阪市此花区)を降りてすぐの東ゲート前では、14日朝から多くの来場者の姿があった。午前8時すぎ、案内員から開場の遅れの説明を聞く4人家族がいた。「車で千葉から来た。開場遅れを知らなかった」と戸惑っていた。
「開場遅れは、出発してから気付いた」と話すのは、この日、通常の開場時間である午前9時に予約を入れていた京都府の男子高校生。午前8時には会場に到着したという。愛知県から来た親子も「ネットで開場遅れを知ったが、とにかく早めに来た」と語った。