戦時中、中国人を連れてきて働かせていた浜松市天竜区の鉱山で24日、慰霊祭が開かれ過酷な労働で亡くなった中国人を弔いました。
浜松市天竜区龍山町にあった峰之沢鉱山は太平洋戦争末期の1945年1月、中国から197人の労働者が強制連行され過酷な労働や栄養失調により81人が亡くなりました。きのうかつて鉱山があった場所に建てられた慰霊碑の前で慰霊祭が行われ、地元住民や浜松日中友好協会の関係者らおよそ50人が参列しました。関係者の高齢化により多くの人を招いた慰霊祭は7年ぶりだということです。
(参列者)「中国の方々が安らかにお眠りになるように祈りました。人々を悲しみに陥らせますので絶対に戦争はいけないなと思います」
参列者は、手を合わせ80年前、異国の地で亡くなった中国人を弔いました。