車内で死亡の女性に刺し傷=ナイフ発見、男性も切り傷―警視庁

東京都府中市住吉町のマンション駐車場に停車中の車内で27日夕に見つかった男女の遺体について、女性の遺体には刃物によるとみられる刺し傷があったことが28日、捜査関係者への取材で分かった。車内からは血液のようなものが付着したナイフが見つかったといい、警視庁は事件の可能性もあるとみて調べている。
捜査関係者などによると、女性は20歳ぐらいで、胸と脇腹に刺し傷があった。男性は30歳ぐらいで、切り傷があった。車内にはナイフ2本が残されており、うち1本には血液のようなものが付着していた。車は男性が所有していたという。
27日午後2時半ごろには、東京都大田区内で「26日の正午ごろに娘が出掛けたきり帰ってこない」と110番があった。娘は以前勤務していた飲食店で知り合った男性と出掛けるという趣旨の話をしていたといい、捜索していた警察官が27日夕に遺体を発見した。
遺書は見つかっておらず、第三者の介在はみられないという。同庁は身元の特定を急いでいる。 [時事通信社]