利根川の中州にグライダーが墜落し操縦の女性死亡…大破の機体は慶応大所有か、六大学の競技会中

31日午前11時55分頃、埼玉県熊谷市葛和田の利根川付近で、20歳代くらいの女性が操縦する1人乗りのグライダーが墜落した。機体は大破し、女性はその場で死亡が確認された。
県警熊谷署の発表によると、グライダーは妻沼滑空場の滑走路の北東に位置する利根川の中州に墜落した。午前11時40分頃に離陸したが、その後、何らかの原因で墜落したとみられる。
同滑空場ではこの日、東京六大学対抗の競技会が行われていた。機体は慶応大学の所有とみられ、同署は女性が慶応大の学生の可能性があるとみて、身元や死因を調べている。
国土交通省は同日、この事故を航空事故と認定した。国の運輸安全委員会は、航空事故調査官を現地に派遣し、詳しい原因を調べる方針。