秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さまが6日、成年皇族の仲間入りを示す「成年式」に臨まれました。成年式は、古来の「元服」を由来とする男性皇族の伝統的な儀式で、秋篠宮さま以来40年ぶりの開催です。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「悠仁さまの成年式」を解説します。
Q 成年式ってどんな儀式なの?
A 成年式は、皇族が大人になったことを示す伝統的な儀式です。平安時代に今の形が整ったとされます。
Q どんなことをするのかな。
A 皇居・宮殿で天皇陛下から成人用の冠を授かる「加冠の儀」が見せ場です。他にも、宮中三殿で先祖に報告する「賢所皇霊殿神殿に謁するの儀」などがあります。
Q どんな衣装や道具を使うの?
A 悠仁さまは古式装束を着て、儀装馬車に乗って移動します。装束には、さまざまな身分制度の名残が見て取れます。冠やその入れ物といった調度品も、江戸時代から使われているものや古式ゆかしい伝統の品だそうです。
Q 今回の成年式は久しぶりなの?
A 男性皇族の成年式は、秋篠宮さま以来40年ぶりです。
Q 女性の成年式はないの?
A 女性皇族については、今は伝統が途絶えています。「女性の儀式も含めて新しい皇室の礼式を整える必要がある」と指摘する人もいます。