日本維新の会の守島正衆院議員=大阪2区=ら3人は8日、離党届を提出した。この後、3人は国会内でそろって記者会見し、藤田文武共同代表(国会議員団代表)ら新たな執行部の姿勢に不満があったなどと離党の理由を説明。衆院で新たな会派を結成する考えを示した。
離党届を出したのは守島氏に加え、阿部弘樹=比例代表九州ブロック=、斉木武志=比例代表北陸信越ブロック=両衆院議員。
守島氏は会見で、馬場伸幸前代表に近い藤田氏や遠藤敬国対委員長の執行部復帰で「改革姿勢が失われた」と主張。阿部氏は維新が重視する社会保障改革に異論を唱えた。斉木氏は維新内に連立与党入りを模索する動きがあるとの見方を示し、「安易に連立入りすべきではない」と語った。
3人の離党届提出を受け、維新の吉村洋文代表(大阪府知事)は翻意を促すため、1週間程度の期間を置いた上で、扱いを検討する考えを明らかにした。府庁で記者団の取材に答えた。 [時事通信社]