芥川賞作家拘束、二審も違法認定=辺野古移設の抗議で―高裁那覇支部

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に対する抗議活動をしていた芥川賞作家の目取真俊氏が、米軍と海上保安庁に不当拘束されたとして国に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が7日、福岡高裁那覇支部であった。大久保正道裁判長は8万円の賠償を命じた一審那覇地裁判決を支持し、目取真氏側の控訴を棄却した。
判決によると、目取真氏は米軍に約8時間拘束された後、海上保安官に引き渡された。大久保裁判長は一審同様、引き渡しは遅くとも2時間以内にできたとして、「海上保安官には、身柄を直ちに引き受けなかった違法がある」と判断した。米軍による拘束の違法性は認めなかった。
目取真氏は判決後に記者会見し、「海保が来るのが遅ければ、米軍はいつまでも身柄を拘束してもよいのか問われるべきだ」と訴えた。
判決などによると、目取真氏は2016年4月、辺野古沿岸の制限区域にカヌーで侵入したところを、米軍に拘束された。