米海軍横須賀基地の司令官が交代 ソボル大佐からホプキンス大佐に

米海軍横須賀基地(横須賀市)の司令官交代式が19日開かれ、レス・ソボル大佐(55)に代わり、ジョナサン・A・ホプキンス大佐(46)が新司令官に就任した。3年間の任期を終えたソボル大佐は、「生涯に一度の栄誉だった。皆さんの日々の働きに畏敬の念を抱いている」と感謝の言葉を口にした。式には米海軍関係者や自衛隊関係者など約250人が参加した。
下士官出身のたたき上げの大佐は2022年7月に就任。アジア太平洋地域に前方展開する第7艦隊の活動支援に取り組んできた。昨年、同基地では同艦隊の中核を担う原子力空母「ロナルド・レーガン」が離日し、同型艦「ジョージ・ワシントン」が再配備された。ソボル大佐は「第7艦隊が必要なときに動けるよう、常に支援することができた」と振り返った。
ホプキンス大佐は同基地を母港とするイージス駆逐艦「ミリアス」の艦長を務めるなど水上艦部隊出身で、22年から同基地拠点の西太平洋洋上訓練群本部司令官を務めてきた。ソボル大佐は式典で「(ホプキンス大佐は)日本で長年のキャリアを積んだ生え抜きの船乗り」とたたえた。
ホプキンス大佐は新司令官就任について「光栄に思う。艦隊、家族の皆さま、日米間の強固な同盟関係を支援していきたい。地元のお祭りなどこれからも日本人との関係作りを楽しんでいきたい」と抱負を述べた。