山形県鶴岡市は20日、住宅街に出没したクマに対し、ハンターに発砲を認める「緊急銃猟」を判断した。環境省によると、全国で初めてとみられる。結果的に緊急銃猟ではなく、現場の警察官による指示の発砲で駆除された。緊急銃猟は改正鳥獣保護法の施行により、今月から市町村の判断で可能となっていた。
クマは雌の成獣で体長1メートル10。人的被害はなかった。鶴岡市などによると、民家の庭の木の下でクマが動かず、1時間以上膠着(こうちゃく)状態となり、皆川治市長が午後0時20分、緊急銃猟の委託を判断した。
現場にこの判断が伝わったが、周囲の安全確認などが終わる前にクマが猟友会員らに向かってきたため、警察官職務執行法に基づく指示で猟友会員が1発発砲して駆除した。