首都高速の清掃業務巡り長年談合か、4社に立ち入り検査…公取委

首都高速道路の路面などの清掃業務に関する入札を巡って談合を繰り返していた疑いがあるとして、公正取引委員会は30日午前、東京都内などの道路清掃会社4社に対し、独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で立ち入り検査を始めた。公取委は、4社がすみ分ける形で受注できるよう長年談合していたとみて実態解明を進める。
立ち入り検査を受けているのは、「日本ハイウエイ・サービス」、「京葉ロードメンテナンス」、「スバル興業」(いずれも東京)、「首都ハイウエイサービス」(神奈川)の4社。
関係者によると、4社は遅くとも数年前から、首都高速道路会社(東京)が発注する首都高の路面や排水設備などの清掃作業や凍結防止作業といった業務に関する入札で、事前に話し合って受注予定事業者を決めていた疑いが持たれている。