福島市で高齢女性の自宅に国勢調査員を装った男らが訪れ、個人情報を記入した調査票を持ち去る“かたり調査”がありました。
福島市によりますと、9月28日から29日にかけて、市内の高齢女性の自宅に国勢調査員を装った男2人が訪れました。男らは、女性から国勢調査の調査事項である氏名や生年月日、就業状況など17項目と自宅の電話番号を聞き取り、調査票を持ち去ったといいます。
翌日、来訪予定だった本当の調査員が女性を訪ね、“かたり調査”が発覚しましたが、これまでのところ、銀行口座の漏洩や金品の要求、盗難などはないということです。
市によると、男らは、身長170センチぐらいで黒っぽい肩掛けカバンを持ち、国勢調査の調査員証は持っていませんでした。市は、国勢調査員は、活動の際は必ず顔写真入りの「調査員証」と「青い手さげ袋」を身に着けていて、電話や電子メールで個人情報を聞き取ることはないとしています。
国勢調査に乗じた「かたり調査」に注意するよう、市や警察が注意を呼びかけています。