部下とホテルの前橋市長が市議会に2回目の説明…議長「今まで以上の説明を」、進退含め責任追及へ

前橋市の小川晶市長(42)が既婚の男性職員と複数回ホテルに行ったと週刊誌(電子版)に報じられたことを巡り、小川市長は2日午前、市議会庁舎で全市議38人に対して経緯の説明を始めた。市政への影響も出ており、市議会は、進退を含めた市長の責任を追及する方針だ。
説明は午前10時に始まり、冒頭を除いて非公開で行われた。市議への説明は9月26日に続いて2回目で、今回は事前に会派から寄せられた質問に回答し、その場で市議の質疑にも対応する。
富田公隆議長は2日朝、取材に、「私が求めるのは今まで以上の説明をしてくれること。事前の質問以外にも答えると(市長は)言っているので期待したい」と話した。
小川市長は、週刊誌の記事が公開された9月24日、臨時記者会見を開き、今年2~9月に群馬県内のホテルで既婚の男性職員と10回以上、食事をしながら仕事や私的な会話をしたと説明。「誤解を招く軽率な行動で深く反省している」と謝罪した一方、「男女の関係はなかった」と話した。26日には市議に対し、「反省し、今まで以上に市民のために力を尽くしていきたい」と述べ、続投の姿勢を見せた。
一方、小川市長は対外的な公務を現在見合わせている。市長が肝いりで始めた市民と直接対話する「タウンミーティング」について、市は「意見交換が困難になる可能性がある」として4日の開催を中止した。市には2日午前8時半までに約4900件の苦情や無言電話が来ている。市によると、新年度の予算編成などへの影響は出ていないという。