JR京都駅前ホテル火災 モバイルバッテリー発火か 約2千人宿泊、一時避難 けが人なし

6日午前1時40分ごろ、京都市南区西九条院町にある「都ホテル京都八条」で2階客室から出火、従業員の119番で駆けつけた消防隊員がまもなく消しとめた。この客室には、中国籍の30代女性2人が宿泊していたが、けがはなかった。室内のモバイルバッテリーが燃えたとみられ、警察や消防が詳しい出火原因を調べている。
京都府警や消防などによると、ホテルは地上10階、地下2階の鉄骨鉄筋コンクリート造。出火当時は約2千人が宿泊し、府警や消防が一時避難させた。
ホテルはJR京都駅前にあり、出火当時、出入口は避難した宿泊客らであふれかえり、周辺には火災報知機の音が鳴り響いた。
宿泊していたオーストラリア国籍の60代男性は「寝ていたら火災報知機の『2階から火事』という音声が聞こえ、慌てて逃げてきた。パスポートや荷物を持ち出す余裕がなかった」と話していた。