自民・鈴木貴子新広報本部長、報道陣「支持率下げてやる」事案に「非常に残念な発言」 発言社・者の特定は求めず

自民党・高市早苗総裁の記者会見を待機する報道陣の一部が「支持率下げてやる」などと発言したとされる動画がSNS上で拡散した問題で、自民党・鈴木貴子衆院議員が2025年10月8日、「非常に残念な発言です」とX上で批判した。
ハッシュタグで「支持率上げる写真あったら欲しい」
問題視されているのは、高市氏が10月7日に行った記者会見のライブ中継を切り抜いた動画だ。日本テレビのYouTubeチャンネルが会見前から生配信を行っていて、報道陣の一部が「支持率下げてやる」「支持率下げるような写真しか出さねえぞ!」などと発言したとされる。
この日本テレビの生配信は当初、約4時間40分ほどの長さだった。だが8日未明時点では、高市氏が会見に応じる箇所のみを報じる約23分の動画に切り替わり、報道陣の会話は見られない状態になっている。
鈴木氏は8日午後にXで、この映像に言及し、「仮に冗談であったとしても放送の不偏不党、政治的に公平であること、を鑑みると非常に残念な発言です」と批判。つぎのようにコメントした。
最後に、「#支持率上げてやる」「#支持率上げる写真あったら欲しい」というハッシュタグも添えている。なお、鈴木氏は7日、広報本部長に就任している。
また、日本保守党・北村晴男参院議員も8日、動画を引用リポストしながら「これが左翼メディアの本質」と指摘。「高市さんに対し、ありとあらゆる理不尽な攻撃が続く。その攻撃は日本の民主主義を破壊し、日本そのものを破壊しようとするものである」
この「攻撃」は、安倍晋三元首相に向けられていたものと同じだとし、「我々保守層は、政治家も国民も一致して、高市さんの様に日本を守ろうとする志を、全力で支える」と主張した。