霧島市で21日午前、8月の集中豪雨による災害復旧のための工事現場でショベルカーが陥没した道路の穴に転落し、乗っていた74歳の作業員の男性が死亡しました。
警察と消防によりますと、21日午前11時半ごろ、霧島市隼人町嘉例川の工事現場で、「深さ4、5メートルの穴に作業員がショベルカーごと転落した。意識がない」と119番通報がありました。
この事故で、ショベルカーに乗っていた霧島市牧園町持松の土木作業員、木佐貫廣美(きさぬきひろみ)さん(74)が病院に運ばれましたが、およそ6時間後に死亡しました。
事故当時、現場には木佐貫さんのほか2人の作業員がいましたが、陥没した道路の穴に転落したところを目撃した人はいませんでした。
現場は、JR嘉例川駅から北に1.5キロほど離れた山中の狭い道路で、木佐貫さんらは、8月の集中豪雨で陥没した道路の復旧作業を行っていたということです。
警察は木佐貫さんの死因とショベルカーが転落した原因を詳しく調べています。