政治団体「みんなでつくる党」(大津綾香代表)について、最高裁第1小法廷(堺徹裁判長)は20日付の決定で、同団体の破産手続きを開始するとした1、2審の判断を支持し、団体側の特別抗告などを棄却した。同団体を巡っては、債権者が昨年1月に破産手続き開始を申し立て、東京地裁と東京高裁が昨年3~5月に開始を決定していた。
帝国データバンクによると、負債額は約11億円で債権者は約300人。同団体は2019年参院選で「NHKから国民を守る党」として議席を獲得したが、その後改称を繰り返し、現在の名称となった。昨年1月に国会議員2人を除名し、政党助成法上の政党要件を失った。