小泉進次郎防衛相は22日夜、防衛省で就任後初の記者会見に臨んだ。防衛装備品の輸出を「救難」や「輸送」など5類型に限るルールの撤廃も視野に、現行の防衛装備移転3原則や運用指針の見直しを進めたいと意欲を示した。
自民党と日本維新の会による連立政権合意書は2026年の通常国会で5類型を撤廃すると明記している。小泉氏は「わが国は戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面しており、防衛装備移転をさらに推進することが必要だ。自維合意を踏まえ、関係省庁と検討を行っていく」と述べた。
小泉氏は国家安保戦略など安保関連3文書の前倒し改定について「進めなければならない」と言明。作業スケジュールについては「高市早苗首相とよく相談したい」と述べた。 [時事通信社]