秋の高山祭本番へ準備着々 微妙な人形操作も確認

絢爛(けんらん)豪華な屋台が国重要有形民俗文化財に指定されている、秋の高山祭(八幡祭)が9、10両日、岐阜県高山市内で開かれる。市内では、本番に向けたムードが盛り上がってきた。
秋に登場する屋台としては唯一のからくり屋台、「布袋台」の操作の練習が2日に始まった。布袋和尚の肩に乗り移る2体の唐子(からこ)人形の顔の動きを操る子どもたちを含め、綾と呼ばれる36本の絹糸を操る9人の綾方が、微妙な操作を確認した。綾元の杉山久人さん(59)は「まずまずの出来栄え。子どもたちも全体を見る余裕が出てきており、本番では良いからくりが奉納できそう」と話す。
祭り当日、屋台に体験乗車する小学生向けの勉強会も開かれた。高山屋台保存会理事の寺地亮平さん(63)が、子どもたちに祭りの歴史などを講義した。
屋台は9月下旬から各屋台蔵で「やわい」と呼ばれる飾り付けも完了し出番を待つ。市は2日間の祭り期間中、約20万人の人出を予想する。【大竹禎之】