都内の高校生20人が腹痛や下痢訴え4人入院…修学旅行先の沖縄での集団食中毒が原因か

東京都は30日、都内の高校生20人が相次いで腹痛や下痢などの症状を訴え、このうち2人が腸管出血性大腸菌(1人はO(オー)157、もう1人はO型不明)に感染したと発表した。沖縄県内への修学旅行先での集団食中毒が原因とみられる。
都などによると、都内の高校の生徒と教員254人は今月中旬、修学旅行中に同県糸満市の飲食店で食事を取った。都内に戻った後に症状が出て4人が入院したが、O(オー)157に感染した生徒を含め、いずれも意識はあり、命に別条はないという。
同店では、同時期に川崎、山形、長野3市から修学旅行に訪れた高校生らも食中毒を起こし、計68人から腸管出血性大腸菌が検出された。各自治体からの情報などを基に地元保健所が確認し、食品衛生法に基づき、同店を29日付で無期限の営業禁止とする行政処分をした。