福岡県春日市で、10月28日を入札期限としてフィギュアのみの公売会が行われ、31日は引き取りの期限でした。1つ500円だった最低入札価格に対し、驚きの落札額も飛び出しました。
22日から春日市が実施したフィギュアのみの公売会。市税などを滞納した1人から差し押さえた140点が公売にかけられていました。
■森野里奈記者
「入札されたフィギュアは、きょうが受取期限です。こちらの部屋で仕分けされて、準備しています。」
最低入札価格は1つ500円でしたが。
■森野記者
「売りにかけられた140体の中で最も高値をつけられたのは、スパイダーマンのスコーピオンです。値札には2800円とありますが、落札額は1万5999円です。」
春日市によりますと、今回はおよそ2300件の入札があり、高値をつけた40人によって140点すべて落札されたといいます。
落札すれば、春日市役所まで自分で引き取りにくる必要がありますが、福岡だけでなく北海道や大阪、沖縄などからも入札があったということです。
こちらの男性は、1つ1700円で3つのフィギュアを落札しました。
■落札した人
「孫のおもちゃとして。いろいろなものを与えてみたら面白いのではないかと思って。」
春日市によりますと、売却額はすべて合わせて35万7285円になったということです。
■春日市 収納課・飛永宗俊さん
「相当、高額までいった印象です。」
公売で得られたお金は、滞納額を上回る場合にはフィギュアの元の所有者に返されますが、春日市は今回得られた代金が滞納額を上回ったかどうかは答えられないとしています。
大切にされていたフィギュアだからこそついたであろう、お宝価格。春日市は「税金は期限内に納付を」と呼びかけています。
※FBS福岡放送2025年10月31日午後5時すぎ放送