北朝鮮による拉致被害者の家族会などが主催して3日に開かれた国民大集会には、各党で拉致問題に取り組む責任者らが出席してあいさつした。集会で拉致問題解決へ「手段を選ぶつもりはない」と述べた高市早苗首相の決意に、各党からは期待の声が相次いだ。
自民党の山谷えり子拉致問題対策本部長は「きょうの首相の改めての決意、力強かったですよね」と呼び掛け、「決してあきらめない人、これが高市首相だ」と絶賛。「(拉致問題解決への)扉を開いていただきたいと思う」と期待した。
最大野党である立憲民主党の渡辺周拉致問題対策本部長も、首相の「手段を選ぶつもりはない」との発言に「私も大変賛同するところ」とあいさつ。参政党の神谷宗幣代表も「『期待の持てる首相が誕生したな』と感じている」と述べ、「今後、高市首相のもとで機運が盛り上がっていくと思う。わが党もいろんな啓発活動に力を入れていく」と意気込みを語った。
日本保守党の百田尚樹代表は、高市首相の決意を歓迎しつつ、衆参の拉致問題特別委員会の開催頻度が少ないことに注目。「本当にやる気があるなら毎日でも拉致問題特別委員会を開いてもらいたい。わたしは毎日出席しますよ」と注文を付けた。