元徳島県知事の大田正氏が死去、82歳…社民党県連幹事長など歴任

元徳島県知事の大田正(おおた・ただし)氏が10月30日、病気で死去したことが家族への取材でわかった。82歳だった。告別式は近親者で済ませた。喪主は長男、哲氏。
同県東祖谷山村(現・三好市)出身で、同県北島町議と県議をいずれも4期、社民党県連幹事長を務めた。県発注の公共工事を巡る汚職事件で逮捕・起訴された元知事の辞職に伴う2002年4月の知事選に立候補。「反自民」を掲げ、民主、共産、社民各党の推薦を受けて初当選した。
03年3月に県議会の不信任決議で失職。再選を目指して同年5月の知事選に出馬したが、飯泉嘉門前知事に敗れた。