反対相次ぐ泊3号機の再稼働 北海道主催の住民説明会 電気料金約1割値下げ試算も反発の声 北海道

泊原発3号機の再稼働に関する住民説明会が札幌市内で開かれました。
道主催の説明会は後志管内以外では初めてです。
札幌市中央区できのう開かれたのは泊原発3号機の再稼働に関する説明会です。
道が主催する説明会は後志管内以外では初めてで、国や北電から、日本のエネルギー政策や泊原発の安全対策が説明されました。
原発再稼働後には家庭向けの電気料金がおよそ11パーセント値下げとなる試算も示されましたが、参加者からは再稼働を疑問視する声が相次ぎました。
( 参加者)「再稼働を決定する意思決定はどこにあるんですか」
(北電の担当者)「地元4町村や北海道に対してしっかり説明し、知事の判断や地元の同意を得て再稼働を考える」
(参加者)「しっかり説明するということでは納得いかない」
7月に国の審査に合格した泊原発3号機。再稼働には事実上、道や周辺4町村の「同意」が必要となります。
(参加者)「(再稼働に)動いてしまったらしょうがないが市民や道民が常に気にして監視する気持ちは必要」
道が主催する泊原発の説明会は今月中に函館や旭川など道内5か所で予定されています。