秋田県能代市は5日、住宅街にある民家の敷地に出没したクマ1頭を、ハンターに発砲を認める「緊急銃猟」で駆除した。環境省によると、緊急銃猟による駆除は全国13例目で、同市では初めて。
市によると、同日午前11時35分頃、同市向能代の民家の敷地にクマがいると県警能代署から連絡が入った。職員と猟友会員が駆けつけると、体長約1・5メートルのオスのクマが鶏小屋にとどまっていた。市は周囲の安全が確保できることを確認し、午後1時10分頃にハンターによる発砲で駆除した。小屋の鶏が数羽食い荒らされていたという。
現場は市役所の北約1キロで、付近に保育園や郵便局がある。