分配金などの遅延が問題となっている、不動産ファンド「みんなで大家さん」についてです。
福岡県などの出資者およそ1200人が、114億円余りの返還を求め、裁判所に訴状を送ったことが分かりました。
不動産投資商品の「みんなで大家さん」は年利7%の分配金をうたい、3万7000人以上から2000億円を超える出資金を集めました。
しかし、主力商品で成田空港の近くに新しい街をつくる都市開発「ゲートウェイ成田」では、今年7月以降、分配金が支払われておらず、35の商品のうち33で分配金が払われていません。
福岡県でも北九州地区に整備されたバナナ生産事業を行う物件が投資対象の1つとなっていて、この物件でも分配金の支払いが遅れる事態となっています。
原告の
代理人によりますと、今年9月に出資者5人が集団で提訴し、5日、福岡県などのおよそ1200人が114億円余りの返還を求め、大阪地裁に追加で訴状を送ったということです。
今回の集団提訴についてみんなで大家さん側は今のところ回答していません。