男児性器盗撮、大麻クッキー、トマト泥棒…ナニワ教員の呆れた“多種多様”懲戒処分理由

懲戒処分となるのはワイセツ教師ばかりではない。
大阪府教育委員会は先月31日、教職員らの懲戒処分を行った。免職処分は3人。東大阪市立楠根小の中本尚真教諭(26)は9月上旬、児童買春・ポルノ禁止法(製造)の疑いで府警に逮捕され、10月に地検が不起訴処分にしていた。
「クラス担任の立場を利用して、水泳の授業の際、児童たちの着替えに立ち会っていた。教室内をウロウロしながら好みの男児のそばに行き、手に隠し持ったスマホで正面から性器を動画盗撮し、教え子3人が被害に遭った。起訴猶予処分となったが、行為自体はあったと認められた」(捜査関係者)
本人は「男子児童の裸に性的な興味があった。欲求を満たすためだった」と供述。押収した中本のスマホからは、男児が自慰や性交をしている100本以上のエロ画像が見つかった。
大東市立四条小学校の古林功教諭(43)は人間関係の悩みやストレスから仕事が思い通りにならなくなり、通院治療を続けていたが、つらさを忘れるために覚醒剤に手を出した。
■教育者とは思えない振る舞い
また府立豊島高の森田翼教諭(43)は、2022年から通信アプリ「テレグラム」を使って半年に1回程度、大麻成分を含むクッキーを購入していた。
「直径10センチほどの丸形で、ストレス発散や趣味の音楽イベントに参加する際など、月に1枚程度食べていた。女性教諭は『音が集中して聞こえるような気がする。普通の人がお酒を飲むような感覚で休みの日やイベントのある日に食べていた』と話しています。家族と一緒に住んでいましたが、自宅で乾燥大麻を隠し持っていた。クッキーと大麻は別の売人から仕入れていた」(教職員人事課管理・公務災害グループの担当者)
この他、「窃盗」で停職処分となったのは府立高の男性教諭(59)と女性教諭(47)。
「男性教諭は8月、徳島県で開催されたイベントに出席。他県の生徒が出品した藍染めのシャツを見て心が動かされた。教え子たちにも見せたいと思ったが、周囲に声をかける人がいなかったため、そのまま無断で持ち帰った。返すつもりだったそうですが、盗まれた生徒の学校から警察に相談があった」(前出の担当者)
一方、女性教諭は生徒たちが丹精を込めて実習で育てていたトマトを勤務校で見た瞬間、「赤色に魅了された」「持って帰ってスケッチしたかった」という思いに駆られた。その場でトマト2個をもぎ取り、こっそりカバンに入れようとしたところを同僚教諭に見つかり、とがめられた。女性教諭は美術担当で、食べたいわけではなかったという。
生徒がこんな教諭たちのマネをしたら大変だ。