名誉毀損の疑いで逮捕された「NHK党」の立花孝志容疑者に接見した弁護士が11日、ABCの取材に応じました。立花容疑者は弁護士に「空想で貶めてやろうと思って言っていたわけではない」という趣旨の主張したということです。
立花容疑者と接見したのは徳永信一弁護士で、徳永弁護士は立花容疑者の弁護を希望していて、11日午後に兵庫県警本部で立花容疑者と接見しました。
(徳永信一弁護士)「(立花容疑者は)逮捕理由として証拠隠滅が上がっているのが許せないと言っていた。喋ったことは認めてる、名誉毀損表現は争いない、真実相当性を個別発言ごとに整理していく。空想で貶めてやろうと思って言っていたわけではない」
徳永弁護士によりますと、立花容疑者は元気だったもののストレスを抱えているような様子だったということです。
立花容疑者(58)は竹内英明元兵庫県議が亡くなる前後の、去年12月と今年1月に、演説やSNSで「警察の取り調べを受けてるのは間違いない」「明日逮捕される予定だった」などの虚偽の情報を発信し、元県議の名誉を傷付けた疑いが持たれています。
警察は立花容疑者の認否を明らかにしていませんが、「発言した事実については争うつもりはありません」と供述しているということです。