令和4年11月に岡山県倉敷市の中学3年だった梶谷恭暉(みつき)さんが自宅を出たまま行方不明になってから3年となる13日、母親や岡山県警の捜査員らが岡山市北区のJR岡山駅でビラを配り、情報提供を呼びかけた。
梶谷さんは4年11月13日午後2時半ごろ、自宅で確認されたのを最後に行方不明となった。翌14日、約70キロ離れた広島県尾道市の生口島(いくちじま)の路上で梶谷さんのスマートフォンや本が発見。防犯カメラの映像などから、JR倉敷駅から電車でJR三原駅に向かい、その後、島に渡ったとみられる。
県警によると、3年間に寄せられた情報は195件。この1年間は11件で、年々減少しているという。
母親は午前7時半ごろから通勤客らにビラを配布。「この3年、息子が帰ってくると信じて過ごしてきた。ささいなことでいいので、情報を寄せていただければ」と話した。
梶谷さんは14歳だった行方不明当時、身長約170センチで体重約65キロ。黒縁メガネをかけ、黒い無地の長袖の上着に白または灰色の長ズボン、カーキ色のサンダルを着用していた。
情報は県警倉敷署生活安全課(電話086・426・0110)まで。