大阪府交野市が職員からのパワハラに関する内部通報を放置していた問題について、市長が会見を開き「けじめとして、市長と副市長の給与を10%カットする」と発表しました。
先月27日、交野市の複数の職員が会見を開き、市の幹部の男性から「あほ、ぼけ!おまえには能力がない」といった暴言や、腹を蹴るなどの暴行を受けたことを明かしました。
被害を受けた職員によると、去年7月、第三者から市に対して、幹部男性の行為はパワハラにあたると内部通報があったにもかかわらず、市は被害者へのヒアリングなどを行わず「1年以上放置され」たいうことです。
交野市は先月からヒアリング調査を開始し、14日、山本景交野市長が改めて会見を開きました。山本市長は「あってはならないことが起きてしまった」とし、「今回の事案のけじめ」として、市長と人事担当の副市長の2カ月分の給与を10%カットをすることを発表しました。
今後の調査については、12月議会の可決を経た上で、第三者委員会を設置し実態の解明を進める方針です。