沖縄県南城市議会から2度目の不信任決議を受けて市長を失職した古謝(こじゃ)景春氏(70)は19日、那覇市内で記者会見し、南城市職員へのセクハラ行為を認定した市の第三者委員会に名誉を毀損(きそん)されたなどとして、日本弁護士連合会に人権救済を申し立てる考えを明らかにした。
古謝氏は会見で、改めてセクハラ行為を否定した上で、第三者委について「反論の機会を与えず、安易に(被害を訴える)女性の言い分を認めた」と批判。不信任決議と地元紙2紙の報道に「不公平だ」と訴えた。
一方、自身の失職に伴う市長選に出馬するか否かについて「ぎりぎりまで考える」と述べた。