大阪維新の会の富田武彦大阪府議(56)が、2017年まで兼業していたソニー生命保険の社員時代に、顧客から実在しない社内預金の名目で不正に計約360万円を預かったとして、同社から懲戒解雇相当の処分を受けていたことが判明した。維新としても処分を検討している。
ソニー生命によると、富田府議は社員向けの特別利率の預金があると顧客に虚偽の説明をし、11年の初当選の前後2回にわたり、計約360万円を個人的に預かっていた。17年4月に同社を退職する前に返還したという。退職後に顧客からの問い合わせで発覚し、今年3月に同社が懲戒解雇相当とした上で退職金の返還を求めた。
富田府議は、顧客に預金の話を持ちかけたのは初当選の前だったと説明。「懇意にしているお客さんによかれと思ってやった。ご迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪した。同社は退職金の返済を求めており、富田府議は全額返還したうえで、議員を続ける意向を示した。【芝村侑美】