【速報】警察署内で取り調べ受けていた男性が果物ナイフで腹を刺し病院搬送 部屋で一人になった隙に

24日午前、兵庫県警東灘署内で取り調べを受けていた男性が果物ナイフで自ら腹などを刺し、病院に搬送される事案がありました。

東灘署によりますと、24日午前11時前、署内にある相談室で腹などから血を流し、椅子にもたれかかっている会社員の男性(63)を署員が見つけました。男性は病院に搬送されましたが命に別状はなく、軽傷とみられています。

▼道路交通法違反めぐって取り調べ 果物ナイフの持ち込みに気づけず

男性は午前10時ごろから道路交通法違反をめぐって取り調べを受けていて、署員が書類を取りに7分ほど席を外して部屋で一人になった際、持ち込んだ果物ナイフで自ら刺したとみられています。ナイフは刃渡り約10cmで、左の腹に刺さっていました。東灘署は取り調べの前に危険物などを持ち込んでいないか調べたということですが、男性が果物ナイフを持ち込んでいたことに気づくことができませんでした。

兵庫県警では、取調室などに対象者を1人にすることを内規で禁止していて、東灘署の岩崎智也副署長は「男性の突発的な行動によるものであるが、今後、同種事案の防止に努めたい」とコメントしています。