宮崎商カヌー部監督を補助金横領疑いで逮捕 選手強化費など88万円

競技団体に交付された選手強化費などの補助金88万円を私的に流用したとして、宮崎県警は25日、県立宮崎商高教諭で同校カヌー部監督の末安純平容疑者(51)=宮崎市大橋3=を業務上横領容疑で逮捕した。
逮捕容疑は、県カヌー協会の理事長だった2021年1月ごろ、県から協会に選手強化費などの名目で交付された補助金88万円を横領したとしている。「間違いありません」と容疑を認めている。
県警によると、末安容疑者は協会の口座に振り込まれた20年度の補助金約500万円を、自身名義の口座に全額移し替えて1人で管理していた。24年に協会側から「不正流用していたのではないか」と県警に相談があり、25年2月に告訴状を受理して捜査していた。末安容疑者は12~20年度に協会理事長を務めており、余罪を調べる。
同校カヌー部は全国高校総体で優勝経験のある強豪で、今夏の大会でも好成績を収めていた。【塩月由香】