日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事=50)が7日、自身のX(旧ツイッター)を更新。政府・与党内で「高校生扶養控除」縮小が検討されていると報じられたことについて「明確に反対。認めない」と強い言葉で記した。
高校生の子を持つ親の税負担を控除する「高校生扶養控除」について最近、一部メディアで政府・与党が来年度の税制改正において縮小の方向で検討に入ったなどと報じられ、ネット上で反発の声を含むさまざまな論議を呼んでいた。こうした状況の中、高市早苗首相(64)が6日深夜、自身のX(旧ツイッター)を更新し「一部ネットニュースで、高校生扶養控除の縮減が決定したかのように報じられているそうです」と指摘。「私が縮減に関する指示を出したということもありませんし、与党税制調査会で本件について決定した事実もありません」と否定していた。
吉村氏は、「高校生の扶養控除縮小、見送りを示唆 高市首相『指示していない』」とのタイトルで、高市氏の投稿内容を伝える記事を引用。「高校生の扶養控除縮小は、『明確に反対』だ。明日、税調担当が、維新の考えを伝える段取りになっているが、『明確に反対』であることを伝える。認めない」と記した。