大阪地検の元トップが、部下に性的暴行を加えた罪に問われている事件で、地検が検事正の地位を利用したことなどを起訴内容に追加したことがわかりました。
大阪地検の元検事正で弁護士の北川健太郎被告(66)は2018年、官舎で酒に酔って抵抗できない状態だった当時の部下の女性検事に対し、性的暴行を加えたとして、準強制性交の罪に問われています。
地検は「検事正としての影響力を部下職員らに及ぼし得る立場に乗じた」などの文言を起訴内容に付け加えるよう請求し、地裁が認めたということです。
北川被告は、初公判では起訴内容を認めていましたが、その後、「同意があったと思っていた」と無罪主張する方針を示しています。