教え子の男性に性的暴行で有罪 バトン元指導者の男が控訴 被害男性の父「事件と向き合っていない」

京都市内でバトントワリングの教え子の男性に性的暴行を加えたとして、強制性交などの罪で懲役6年の判決が言い渡された元指導者の男。弁護人が判決を不服として、19日付で控訴していたことが分かりました。

判決などによりますと、バトントワリングの元指導者・ 小城桂馬被告(41)は2023年、当時住んでいたマンションの自宅で、高校生だった教え子の男性に3度にわたって性的暴行を加えました。

今年3月に京都地裁で開かれた初公判で小城被告は「抵抗できない状態だとは思っていませんでした。無理やり行為をしたつもりもありませんでした」と起訴内容を否認、弁護側は無罪を主張していました。

▼「指導者として信頼する被告から受けた被害で、精神的苦痛は大きい」

京都地裁は今月15日、「指導者として信頼する被告から受けた被害で、精神的苦痛は大きい」として、小城被告に懲役6年を言い渡していましたが、19日に弁護人が控訴したということです。

▼被害男性の父「被告は事件と向き合っていない」

控訴を受けて被害にあった男性の父親はMBSの取材に対し、「被告は事件と向き合っていない。控訴は反省していないことの表れで、二次被害は終わらない」とコメントしています。