看護師が患者の臓器をSNSに投稿…無許可でタブレット端末を手術室に持ち込み撮影「仲間に見てもらいたかった」

岐阜県大垣市の市民病院の女性看護師が業務中に私用のタブレット端末で、手術室内の患者の臓器を撮影し、SNS上に投稿していたことが24日わかった。同病院は医療従事者として倫理上不適切な行為だとして、看護師を口頭注意した。
同病院によると、看護師は9月、許可なくタブレット端末を手術室に持ち込み、患者の臓器を撮影。10月に自分のSNSに画像1枚を投稿した。特定の人しか閲覧できず、投稿内容は24時間で消える設定で、個人情報の記載はなかった。こうした投稿は1回のみで、すでに見られなくなっているという。
病院の聞き取りに対し、看護師は「誰の臓器か覚えていない。仲間に見てもらいたかった」などと答え、反省しているという。同病院は10月に口頭注意した上で、別の部署に異動させた。同病院は「仲間同士であっても、SNSへの投稿内容には十分注意するよう職員への研修、教育を強化していく」とコメントした。