内廷費の増額見送り=来年度予算案公表―宮内庁

宮内庁は26日、天皇ご一家の生活費に当たる内廷費について、1996年度以来の増額を検討したものの、見送ったことを明らかにした。
内廷費は天皇、皇后両陛下や長女愛子さま、上皇ご夫妻の私的活動に充てられ、年3億2400万円と決められている。同庁によると、額は東京23区内の物価や国家公務員給与などに基づいて算出。物価高を背景に12~3%の増額が検討されたが、厳しい社会情勢を考慮して見送った。
同庁は2026年度当初予算案も発表。総額は256億200万円で、前年度比9.9%の増となった。 [時事通信社]